ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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歯科衛生士の役割

2023年2月27日

歯科医院で歯科衛生士はどのような役割をしているのか、歯周治療の流れに沿ってお話したいと思います。

 

1. 歯周基本治療のながれに合わせた診療補助

【歯周ポケットの深さ・歯の揺れ具合・出血の測定】

歯と歯ぐきの境目の“歯周ポケット”と呼ばれる溝の深さを測ります。歯の揺れや,ポケット測定後の歯ぐきからの出血を調べ、歯周病の状態を検査します。

【歯磨きチェック(歯垢の染め出し)】

磨き残しを明確にするため歯垢を染め出し、患者さんに合ったブラッシング指導を行います。歯周病の治療には歯磨きが大変重要です。

【スケーリング・ルートプレーニング】

専用の器具を使用し、普段の歯磨きでは取ることのできない歯石を除去します。歯ぐきの上に肉眼で見える歯石と歯周ポケットの中に隠れている歯石を除去します。

【PMTC (機械的歯面清掃)Professional Mechanical Tooth Cleaning】

専用のペーストと回転式器具を用いて歯面清掃を行います。器具の先に取り付けるブラシやカップにはさまざまな形状や硬さがあり、お口の状況、汚れ具合に合わせて器具や材料を選択します。

 

2. 歯周外科治療の診療補助及び患者介補

歯周外科治療が安全で円滑に行われるように外科手術の準備、術中補助を行っています。

歯周外科治終了後に術後の口腔清掃方法や食事などの細かい注意事項を詳しく説明しています。

 

3. メインテナンス・サポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)

歯周基本治療及び歯周外科治療が終了した患者さんに対し、定期的な口腔ケアを行い再発防止及び、歯周病症状の安定をはかります。

 

歯周病は一度罹患すると完治が難しい病気です。歯周病治療により病状が安定していても、きちんとした管理ができていなければ何度でも再発する可能性があります。治ったからと安心せず自身でのセルフケアに加え、定期的にプロフェッショナルケアを受けましょう。

メインテナンス及びサポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)は歯周病治療の延長であり、新しい疾患あるいは再発する疾患を早期発見し早期治療することが出来ます。

気になることはご相談下さい。