ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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ホワイトニングでマスクを外しても大丈夫

2023年3月13日

コロナウィルス感染症との戦いも3年目を迎え、新たな局目に立たされています。3月13日からはマスクを外して良いとの国の見解です。そうなると、困るのはマスクをしている事に慣れて生活してきた事です。

コロナ禍になってからの知り合いはマスク姿がその人の顔となり、マスクを外したら『あれ?なんかイメージ違うな?』と思う事もしばしばでしょう。当院では。脱マスクで印象良く過ごすために、3月はホワイトニング強化月間としています。当院が採用しているホワイトニングの材料は患者さんに優しいオフィスホワイトニングです。

オフィスホワイトニングはその日のうちにホワイトニング効果を出すために高い過酸化水素濃度のホワイトニング材を用いる必要がありますが、濃度が高くなればなるほど知覚過敏など有害事象発生のリスクも高まります。当院が採用している「ティオン オフィス」は新技術「可視光応答型光触媒V-CAT(TiO2-xNx)」の応用により、比較的低い過酸化水素濃度での高いホワイトニング効果と低刺激性を両立させた新しいオフィスホワイトニング材です。また、薬を反応させる為の光照射器もホワイトニング専用機械を使用しているため、歯にダメージを少なく高い効果が得られます。

さらに高い効果を得たい方にはオフィスホワイトニングと併用しホームホワイトニングを行う事をお勧めします。

マスクを外して新しい印象の顔で新年度を迎えましょう。

ご興味のある方は歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。

歯科衛生士の役割

2023年2月27日

歯科医院で歯科衛生士はどのような役割をしているのか、歯周治療の流れに沿ってお話したいと思います。

 

1. 歯周基本治療のながれに合わせた診療補助

【歯周ポケットの深さ・歯の揺れ具合・出血の測定】

歯と歯ぐきの境目の“歯周ポケット”と呼ばれる溝の深さを測ります。歯の揺れや,ポケット測定後の歯ぐきからの出血を調べ、歯周病の状態を検査します。

【歯磨きチェック(歯垢の染め出し)】

磨き残しを明確にするため歯垢を染め出し、患者さんに合ったブラッシング指導を行います。歯周病の治療には歯磨きが大変重要です。

【スケーリング・ルートプレーニング】

専用の器具を使用し、普段の歯磨きでは取ることのできない歯石を除去します。歯ぐきの上に肉眼で見える歯石と歯周ポケットの中に隠れている歯石を除去します。

【PMTC (機械的歯面清掃)Professional Mechanical Tooth Cleaning】

専用のペーストと回転式器具を用いて歯面清掃を行います。器具の先に取り付けるブラシやカップにはさまざまな形状や硬さがあり、お口の状況、汚れ具合に合わせて器具や材料を選択します。

 

2. 歯周外科治療の診療補助及び患者介補

歯周外科治療が安全で円滑に行われるように外科手術の準備、術中補助を行っています。

歯周外科治終了後に術後の口腔清掃方法や食事などの細かい注意事項を詳しく説明しています。

 

3. メインテナンス・サポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)

歯周基本治療及び歯周外科治療が終了した患者さんに対し、定期的な口腔ケアを行い再発防止及び、歯周病症状の安定をはかります。

 

歯周病は一度罹患すると完治が難しい病気です。歯周病治療により病状が安定していても、きちんとした管理ができていなければ何度でも再発する可能性があります。治ったからと安心せず自身でのセルフケアに加え、定期的にプロフェッショナルケアを受けましょう。

メインテナンス及びサポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)は歯周病治療の延長であり、新しい疾患あるいは再発する疾患を早期発見し早期治療することが出来ます。

気になることはご相談下さい。

歯科衛生士おすすめの歯磨き粉

2023年2月13日

前回、歯周病はとても怖い病気で早期発見・早期治療、そしてメインテナンスが大切とお話しました。

正しいブラッシング方法で毎日磨く事が重要ですが、ブラッシングを助けてくれる強い味方、歯周病に強い歯磨き粉をご紹介いたします。

 

歯周病治療のための歯磨き粉『SPTジェル®(ライオン)』

 

1. 4つの薬用成分を配合し、歯周病を防ぎます。

・酢酸トコフェロール(ビタミンE)配合で歯肉を防御します。

・トラネキサム酸配合で歯肉の炎症、出血を抑制します。

・β-グリチルレチン酸配合で歯肉の炎症を抑制します。

・イソプロピルメチルフェノール(IPMP)が、バイオフィルムの内部まで浸透・殺菌します。

2. ラウロイルサルコシンナトリウムが浮遊菌を殺菌し、口臭を予防します。

3. フッ化ナトリウムを1450ppmF配合。再石灰化を促進し、ムシ歯の発生と進行を防ぎます。

4. 粘性の高いジェルなので、歯肉や歯周ポケットに薬用成分が長くとどまります。

5. 弱ってきた部位をやさしく、じっくりみがける研磨剤無配合組成です。

※ 歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称です。

【おすすめポイント】

バイオフィルムへの浸透・殺菌力にすぐれた、無研磨ジェルタイプのハミガキ。粘性の高いジェルなので歯周ポケットに薬用成分が長くとどまります。

【用法・用量】

適量をハブラシにとり、歯及び口腔内を清掃し、また歯ぐきをマッサージしてください。

(ライオンHPより)

 

当院でも販売しております。

気になる方は歯科医師、歯科衛生士にご相談下さい。

歯科衛生士から

2023年2月4日

歯周病ってどんな病気??

30歳以上の成人の約80%がかかっていると言われる病気、歯周病とはいったいどんな病気なのでしょうか?

歯周病とは、お口の中の細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)に炎症を起こし、歯を支える骨が溶けてしまう病気です。

歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉が炎症を起こして赤くなったり、腫れたり、出血したりします。ほとんどの場合、痛みが無いため歯周病の進行に気づくことが出来ません。

歯周病は予防でき治療も可能です。 大切なのは予防と早期発見、治療、そして継続的なメインテナンスです。

歯周病の原因菌は歯垢(プラーク)。歯や歯と歯茎の境目(歯の溝)に潜んでいるので、ためない、増やさないことが大切です。

歯周病予防に大切な事は、、、。

1. 正しい方法で毎日ブラッシングを行う。

2. 歯科医院で歯石を除去し、歯や歯の根を滑らかにする。

3. 傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にする。

4. 歯科医師や歯科衛生士による専門的なクリーニングや健診を定期的に受ける。

以上が歯周病からお口を守るために重要なことです。

気になる症状がある方は、歯科医師、歯科衛生士にご相談下さい。

インフルエンザ予防歯みがき

2023年1月23日

今年はインフルエンザが大流行すると言われています。また、コロナとの同時流行も始まってきています。 インフルエンザの予防方法といえば手洗い・うがい・マスクの着用が推奨されています。それ以外にも、体の抵抗力を強くするために充分な栄養と睡眠を取ることも大切です。また、不用意に人混みに近づかない事もひとつで、基本的にはコロナの感染予防と同じです。 そんな予防法の1つとして歯の治療、お口の清掃が推奨されはじめています。 口の中の細菌はプロテアーゼ、ノイラミニダーゼという酵素をつくります。プロテアーゼ、ノイラミニダーゼはインフルエンザウイルスが体内に侵入するのを容易にしてしまいます。 お口の清掃状態が不良で細菌が増殖しているとインフルエンザウイルスが体内に侵入しやすくなり、発症しやすくなってしまいまうという事です。 実際に、介護施設や学校で歯科衛生士による歯磨き指導を行ったところ、9割程度インフルエンザの発症を抑えられたという報告もあります。 では、インフルエンザ予防に効果的な歯磨きとはどのようなものなのでしょうか。

① 就寝前の歯磨き

就寝時は唾液量が減少し細菌が繁殖しやすくなるため歯ブラシだけではなく、歯間ブラシや洗口剤なども併用して口の中の菌が少ない状態を作りましょう。

② 起床時の歯磨き

寝ている間は唾液量が減少するため、細菌が増殖しています。歯磨きをしないまま朝食を食べると、食べ物と一緒にウイルスや細菌を体の中に入れてしまう危険性があります。

③ 頬っぺたや舌も清潔に保つ

細菌は歯だけではなくお口全体に生息しています。歯を磨くだけでなく、舌もブラシで軽く磨き、洗口剤などで頬っぺたに付いた細菌も洗い流しましょう。

④ 歯ブラシの交換は1か月に1回程度に

お口の汚れを落とすのが目的である歯ブラシは不潔になりやすく、管理方法次第では菌の温床になってしまいます。定期的な歯ブラシ交換と使用後はしっかりと乾かす事が重要です。 お口の中を清潔に保つ事はムシ歯の予防だけでなく全身の健康を守る事につながります。 ぜひ実践してみてください。

3歳までに歯みがきの習慣をつけましょう

2022年7月24日

赤ちゃんのむし歯の原因はどこからくるのでしょう。

むし歯はむし歯菌(ミュータンス金)によっておこります。ところが産まれたときの赤ちゃんのお口には、むし歯菌はいません。むし歯菌の多くは、お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんなど一緒に過ごす時間が長い人のお口から入ってくるということがわかっています。出産前にお母さんのむし歯をゼロにしておくことが大切です。また、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんも同様です。

下記のようなことはできるだけ止めましょう。

● フーフーと息をかけて冷ました離乳食を与える。

● 大人が口に入れたスプーンやフォークをオアカチャンのお口に入れる。

● お口にキスをする。

0~2歳頃、下の前歯が生えてきます。保護者磨きのスタートです。まずはガーゼを指に巻き、赤ちゃんの歯をやさしくぬぐいましょう。

上の前歯が生えてきたら、歯ブラシを使ってみがきましょう。特に上の前歯はむし歯になりやすいので、歯と歯の間を丁寧にみがきましょう。

3~6歳は乳臼歯の生え始め。溝に汚れが溜まりやすいので、保護者磨きは念入りに。

【注意点】

● 子どもの頭をひざの上にのせる。

● ハブラシはヘッドが小さいものを。

● お母さんが歌を歌ったり、数を数えたりすると効果的。

● 子どものあごを手で支える。

● ハブラシは鉛筆を持つようにして、毛先を歯に対して垂直に当て、軽い力で横に小刻みに動かす。

● 痛くないようにみがく。上唇の裏側にあるヒダ(上唇小帯)はハブラシが当たると痛いので、人差し指でガードする。

むし歯予防と歯並び育ては0歳から

2022年6月20日

歯並びの土台は授乳の時につくられます。歯が生えてくる頃に赤ちゃんの顎の発育が遅いと、歯の生えるスペースが狭くなるため、ねじれたり、重なって生えてしまいます。そのため、まず大切なのが授乳の仕方です。歯が生える前に、赤ちゃんがおっぱい吸う行為が唇や舌を使う筋肉を発達させ、その刺激で顎骨も発達するからです。

あごを育てる授乳のコツは①乳首をしっかりお口に含ませ、お口全体を使えるようにしましょう。②赤ちゃんの目を見ながら授乳しましょう。③哺乳瓶の場合は、乳首が劣化すると楽に飲めてしまうため、乳首はまめに取り替えましょう。

乳歯は3歳頃までに生えそろいます。生後7~8ヶ月ごろになると、赤ちゃんに始めて歯が生えます。1歳ごろには上4本、下4本の前歯が生え、2歳から3歳くらいまでに20本の乳歯がそろいます。

乳歯はむし歯になりやすいです。乳歯は永久歯に比べてエナメル質が柔らかく薄いため、むし歯になりやすいのが特徴です。痛みも感じにくいため、気づいたときはかなり進行していることも。乳歯のむし歯を放置していると、永久歯にも影響があります。

歯が生えたら定期的に歯科を受診して予防しましょう。

赤ちゃんの歯は妊娠中から育っています

2022年6月11日

ついに梅雨に入り、ジメジメして嫌ですね。さて、今日は赤ちゃんのお話。

赤ちゃんの歯は、お母さんのお腹の中にいるときに発育が始まっています。妊娠初期には歯の芽ができ始めているのです。そして乳歯だけではなく、永久歯の芽もでき始めているのです。

妊娠7週目ころから乳歯の芽ができ始め、妊娠4ヶ月の後半から乳歯が形作られ、この頃には永久歯の芽もでき始めます。

丈夫な歯を作るにはお母さんが健康であることはもちろん、バランスの取れた食生活を通して、お腹の赤ちゃんに栄養を補給することが大切です。カルシウム・タンパク質・リン・ビタミンA,C,D・鉄分など、歯を強くする栄養hあたくさんあります。

お母さんのお腹の中にいるときから、赤ちゃんの歯を強くしていきましょう。

 

歯周病のアニメ

2022年4月18日

こんにちは。ここなつ歯科です。

日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会でアニメ動画を作成しました。

https://www.perio.jp/nyankamuchu/

歯を失う原因の1位は歯周病です。45歳以上の50%以上が歯周病であるとともに、15~24歳でも約20%が歯周病に罹っています。

自分が歯周病になるわけがないと思っている若者に、歯周病の怖さ、予防と
治療の必要性、歯科受診の重要性を周知したいと考え、啓発アニメ動画が作成されました。

全6本で構成。時間のあるときにでもご覧下さい。小難しい動画ではなく、楽しめますので。

【にゃんかむちゅ~】#1 かわいい、って言われちゃった

【にゃんかむちゅ~】#2 食べちゃいたいくらい大すき

【にゃんかむちゅ~】#3 いままで全部ウソだったの?

【にゃんかむちゅ~】#4 ふたりだけのおともだちなんだ

【にゃんかむちゅ~】#5 運命ってなに?運命なんて変えてみせよう

【にゃんかむちゅ~】#6 ずっと大事でそばにいて

妊娠中はお口のトラブルが起りやすい

2022年3月21日

先日お話ししたようにおおたかの森は子育て世代が増加しております。街中で妊娠中でお腹の大きなお母さんもよく見かけます。

妊娠中は、女性ホルモンの作用で、唾液がネバネバしてお口の中を洗い流す働きが低下し、口腔細菌が増殖・変化してむし歯や歯肉炎になりやすくなります。

つわりのために歯みがきが出来ない、食事の回数が増えるなど、お口の中の環境を悪化させる要因も増えて、リスクが高まります。

妊娠中はレントゲンを撮ったり、抜歯などの外科処置・投薬は慎重にならなくてはなりません。妊娠前に歯科を受診した際、親知らずの状態を見てもらいましょう。診察やエックス線写真でむし歯にかかっていたり、歯肉の炎症を起こす可能性が高い場合は、事前に治療することをおすすめします。

歯周病が怖いのはお腹の赤ちゃんにも影響することです。歯周病は早期・低体重出産のリスクもあります。適切なケアをしましょう。

妊娠安定期に入れば、ある程度の歯科治療は可能ですが、出来ない処置もあります。

妊娠を希望される方は、同時に歯科も事前に受診することをおすすめします。

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