ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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生え始めた永久歯は未熟です

2023年10月30日

こんにちは、ここなつ歯科の五十嵐です。

6歳ぐらいになると歯の生え代わりが始まります。奥歯からは6歳臼歯と言われる大人の歯、下の前歯も抜け大人の歯が出てきます。その後、13歳ごろまで生え代わりは続きます。

6歳臼歯はかみ合わせの要で、「歯の王様」とも言われています。生え始めは歯ぐきが歯に覆い被さって、奥歯に生えていることから、汚れが付きやすくむし歯になりやすいのです。6歳臼歯を早期に失うことは、食べる機能にとって大きなダメージです。

歯の生え代わりの時期の歯みがきには注意しましょう

1. 歯の生え代わり時期は乳歯と永久歯が混在するため歯みがきが難しくなります。生えたての永久歯の表面は酸に弱く、むし歯になりやすいのでより丁寧にみがくことを心がけましょう。

2. 歯と歯の間の汚れを落とす為の補助として、子供もデンタルフロスを使いましょう。①歯と歯の間にフロスを入れ、スライドさせながらゆっくり下ろす。②歯に沿わせて、上下に数回動かす。③歯ぐきに触れないように動かす。

3. 生えたての6歳臼歯は、他の乳歯より背が低いので、歯ブラシを口の横方向から入れてみがくと、みがきやすくなります。

4. 6歳以上ではフッ素配合歯みがき剤を子供用歯ブラシの半分以上のせて、歯みがきを見守りましょう。ぶくぶくうがいは練習をして、すすぎすぎないように1~2回にとどめます。フッ素は水に溶けやすい、流れやすい特性がありますので、歯みがき直後の飲食は30分程度避けると効果的です。

5. 自分で磨けるようになっても、まだ大人のチェックが必要です。保護者磨きは9歳ごろまで続けましょう。