ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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インフルエンザ予防歯磨き

2019年12月23日

今年もインフルエンザが大流行していますね。我が家の子は2回目のインフルエンザワクチンの予防摂取をワクチンが不足しているため断られてしまいました。

インフルエンザの予防方法といえば手洗い・うがい・マスクの着用が推奨されています。それ以外にも、体の抵抗力を強くするために充分な栄養と睡眠を取ることも大切です。また、不用意に人混みに近づかない事もひとつですね。

そんな予防法の新たな1つとして歯の治療、お口の清掃が推奨されはじめています。

口の中の細菌はプロテアーゼ、ノイラミニダーゼという酵素をつくります。プロテアーゼ、ノイラミニダーゼはインフルエンザウイルスが体内に侵入するのを容易にしてしまいます。

お口の清掃状態が不良で細菌が増殖しているとインフルエンザウイルスが体内に侵入しやすくなり、発症しやすくなってしまいまうという事です。

実際に、介護施設や学校で歯科衛生士による歯磨き指導を行ったところ、9割程度インフルエンザの発症を抑えられたという報告もあります。

では、インフルエンザ予防に効果的な歯磨きとはどのようなものなのでしょうか。

① 就寝前の歯磨き

就寝時は唾液量が減少し細菌が繁殖しやすくなるため、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシや洗口剤なども併用して口の中の菌が少ない状態を作りましょう。

② 起床時の歯磨き

寝ている間は唾液量が減少するため、細菌が増殖しやすくなります。歯磨きをしないまま朝食を食べると、食べ物と一緒にウイルスや細菌を体の中に入れてしまう危険性があります。

③ 頬っぺたや舌も清潔に保つ

細菌は歯だけではなくお口全体に生息しています。歯を磨くだけでなく、舌もブラシで軽く磨き、洗口剤などで頬っぺたに付いた細菌も洗い流しましょう。

④ 歯ブラシの交換は1か月に1回程度に

お口の汚れを落とすのが目的である歯ブラシは不潔になりやすく、管理方法次第では菌の温床になってしまいます。定期的な歯ブラシ交換と使用後はしっかりと乾かす事が重要です。

お口の中を清潔に保つ事はムシ歯の予防だけでなく全身の健康を守る事につながります。

ぜひ実践してみてください。