ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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アメリカ大統領選挙からみる歯の色

2020年11月9日

今回のアメリカ大統領選挙が大変なことになっていますが、歯科医師としてどうしても目が行ってしまうのは候補者お二人の歯です。お二人ともなかなかのお年ではありますが、歯並びもきれいで真っ白な歯をされていますね。日本人の歯の色とは違うように見えますね。日本人があのような白さにしたい時はホワイトニングや、かぶせ物をしないとならないことがほとんどです。

では、なぜ人種で歯の色が違うのか。

日本人や中国人、韓国人などのアジア人(黄人)は歯が黄色い傾向にあります。しかし、アジア人も白人も黒人も歯の基本的な歯の構造は同じです。構造が同じにもかかわらず、なぜ歯の色が違うのかについてお話します。

歯の表面はエナメル質という硬く白い物質で覆われています。黄人はこのエナメル質の部分が白人や黒人に比べ厚みが少ないといわれています。さらにその下にある象牙質も他の人種と比べると黄色がかっているという特徴もあります。日本人の歯が黄色く見えてしまう理由の多くは『エナメル質が薄く、象牙質の色が黄色いため少し透けて見えている』からなのです。

このことを考えてみると、白人や黒人の歯は『エナメル質が厚く、象牙質が黄色くないから』歯が白く見えることが分かります。

また歯の白さは肌の色にも影響されます。色の『コントラスト』対照的な色を近づけて見比べることでよりその色が鮮明になります。黒人の場合肌の色と歯の色が対照にあるため白い色が際立ち白く見える傾向にあります。

人種による歯の色の違いは歯の構成、肌の色、環境等様々な違いから生まれます。

歯の色で人に与える印象はかなり変わってきます。歯を白くする方法は様々です。最初に述べたように歯のエナメル質の厚みや白さは人種だけではなく個人差があります。自身に合った方法を選択する必要があります。

あなたもアメリカ大統領のようにきれいで白い歯に(笑)

気になる方はぜひご相談ください。

注意)今選挙が行われている二人は、天然の歯ではなく冠をかぶせていると思われます。