ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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歯を磨くタイミング

2020年1月12日

みなさん、歯はいつ磨いてますか?「食後は歯を磨きましょう」と子供のころに習ったかたも多いかと思います。そもそも、歯を磨くとは何をしているのでしょう?

「食後は歯を磨きましょう」と子供のころに習ったかたも多いかと思います。そもそも、歯を磨くとは何をしているのでしょう?

もう一つ子供の頃に言われたこと。「外から帰ったら手洗い、うがいをしましょう」と習いましたよね。これは何をしているのですか?そうです。風邪をひいたりしないように、ばい菌を落としているのです。

つまり歯ブラシも食べカスを取るのはもちろんですが、口の中の細菌を減らすためにしているのです。口の中には誰しも500~900種類の常在菌がいます。

これらの菌が活発に活動するのはどういう時だと思いますか?これは唾液の量が少ないときに活発な活動をします。

では、唾液が少ない時間とはいつだと思いますか?そう、寝ているときです。食事をしているとき、起きているときは刺激を受け唾液が分泌されます。寝ているときは唾液分泌量が減り、口の中の細菌は活発に活動するのです。

そのように考えていくと、おのずと歯ブラシをいつするのが有効か分かってきますね。

そう、一日の中で最も重要なのは、寝る前と朝起きてすぐに磨くのが大切なのです。

夕食後、歯ブラシをした後、コーヒーを飲んだりしていませんか?朝ご飯を抜いたとき、最初に歯ブラシをするのが、昼食後になっていませんか?

日本では「1日3回、食後は歯を磨きましょう」と習いますが、国によってこの風習が違います。

歯ブラシは朝と夜にするもので、食後はトゥースピック(爪楊枝のような物)を用いて食べカスを取ると教育される国もあります。

だからといって食後は歯を磨かなくても良いとは思いません。もちろんそれは続けてもらい、特に寝る前と朝起きたときは念入りに磨いていただけると虫歯、歯周予防につながると思います。

是非、皆さんの生活にも取り入れてみてください。

余談ではありますが、先ほど唾液が少ないとむし歯になりやすいと説明しましたが、昼間口をポカンと開けてテレビを見ていたり、年齢とともに唾液の量が減ってくると、同じくむし歯や歯周病になりやすくなります。気になる方はかかりつけの歯科医に相談してみて下さい。