ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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神経に到達したムシ歯の治療

2020年2月17日

こんにちは、ここなつ歯科です。

今日はとても暖かいですね。春一番も吹くとか。花粉も飛び始めているようで皆さん、対策は大丈夫でしょうか?

さて、今日は神経に到達したむし歯の治療の話です。

残念ながらムシ歯が大きく、歯の神経(歯髄)に到達してしまった場合は神経をとる処置をする必要があります。

神経をとる際はまず歯に局所麻酔をします。

歯科の局所麻酔は苦手な方が多いと思います。ここなつ歯科では麻酔時の痛みを出来るだけ軽減するために、いくつか工夫しています。注射の痛みは大きく分けて二つ。針を刺すときの痛みと、中の液つまり異物(麻酔薬)が体の中に入るときの痛みです。そこで針を刺すときの痛みを軽減するために、表面麻酔を塗ります。口の中の粘膜の表面をしびれさせることで針の痛みを軽減させます。また、針を通常より細い物を使っています。細くすることで刺すときの痛みが少し減ります。次に異物が入る時の痛みに対してです。これは一気に力強く入れると痛みが強く出ます。出来るだけゆっくりと一定の速度で入れることで痛みを減らすことが出来ます。そこで、ここなつ歯科では電動の注入器を使って、一定の速度でゆっくりと入れていきます。従来の麻酔に比べ、痛みの度合いはかなり少なくなります。

麻酔後、麻酔がしっかりと効くのを待ち、痛みを感じない事を確認したらムシ歯の部分を削り歯の神経を細い針のような器具を使って抜いていきます。その後感染してしまっている部分などを綺麗に清掃します。感染の度合いにもよりますが根の治療には3~4回の通院が必要になります。

歯の神経が入っていた部分はかなり狭く肉眼で確認するのは不可能に近く、器具を入れる感覚で治療していきます。ここなつ歯科ではより正確に治療が行えるようマイクロスコープ(顕微鏡)を使い、見える治療をしています。その他にも歯の根の長さを図る機械、歯の根の中を超音波の振動で綺麗にする器具などを使用し、よりよい根の治療を行います。

歯の根の中の感染を除去したら防腐剤をしっかりと詰めて被せ物の処置に移行します。

歯の根の治療には回数がかかるので面倒だと考えられる方も多いですが、複雑な歯の根の治療は歯を長持ちさせるために大変重要です。

わからない事は歯科医師にご相談下さい。