ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

  • アーカイブ

  • カテゴリー

小さなお子さんの歯磨きを上手に出来ない

2020年3月30日

小さなお子さんをお持ちのお母様から

「歯磨きを嫌がってさせてくれない。どうしたら良いか」

と質問を受ける事が多くあります。

そもそも歯磨きの必要性がわからない赤ちゃんにとって口の中に異物を入れられる事が不快で仕方ないのです。

人の身体は中心に向かって感覚が敏感になります。指、腕、肩、頬、口と中心になるにつれて敏感になるのです。赤ちゃんのうちから頬に触る、くちびるに触るなど、触れられる事に慣らす必要がありますがそれで歯ブラシが好きになってくれる訳ではありません。

触られる感覚には慣れるかもしれませんが、歯磨きの必要性が分からない赤ちゃんにとって歯磨きは嫌な事のままです。

では歯磨きが好きになるにはどうしたら良いのでしょうか??

一歳くらいになると人の真似をするのが大好きなお子さんが増えます。言葉や行動で親御さんの真似をしてビックリさせる事もあります。

そこで、子供の前で楽しく歯磨きをする姿をよく見せるようにします。

パパ、ママ、お兄ちゃん、お姉ちゃんなど家族みんなで歯磨きをするのです。初めは何をしているのかわからないお子さんでも、『パパとママが楽しそうにやっているな。』『自分も出来るよ、すごいでしょ。』と真似をするようになります。そんな時に少し大げさくらいに褒めてあげます。すると、『歯磨きをすると褒められる』、『嬉しいからやる。』となり歯を磨く習慣が身についてきます。

少し成長して歯磨きの必要性がわかる頃には歯を磨く習慣が自然に身について行くようになります。

ただの真似っこ遊びから歯磨きの習慣に結びつくには意外と時間はかかりません。

歯磨きは家族揃って楽しく磨く。

これを子供の歯磨きの新定番にしてみましょう。

ただし、本人の真似っこ歯磨きだけでは不足ですので仕上げ磨きを心がけましょう。