ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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ホワイトニングって

2020年7月13日

ホワイトニングって聞いたことありますよね。でも興味はあるけどどんなものか分からない、と言う人も多いと思います。

歯は365日、毎日使っています。そして何年も何年も。そうすると段々と汚れが付いてきます。歯石も付いてきます。汚れは歯の奥に染み込んでいきます。

そこで皆さん、歯医者さんでクリーニングや定期検診を行なっていると思います。クリーニングや定期検診は歯石を取ったり着色を取ったりしますが、歯に染み込んだ色を取ることは出来ません。それを取って歯を白くするのがホワイトニングです。

主な成分は過酸化水素です。

ホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。それぞれ長所、短所があります。

オフィスホワイトニングは歯科医院で行うものです。治療時間は1〜2時間。一回で白くすることが出来ます。さらに上を目指す人は1週間おきに3回ほど繰り返すと効果的です。

一方、ホームホワイトニングは自宅で行うホワイトニングです。その人に合ったオーダーメイドのマウスピースを作り、そこに薬品を入れて行うものです。家で行うので自分のタイミングで出来ます。ただ歯科医院で行うものと違い、安全性の高い薬品(強く無い薬)を使うので、一般的には1日2時間を2週間ほど続けて行います。

効果を最大限に生かすにはデュアルホワイトニングといって、オフィスホワイトニングをした次の日からご自宅でホームホワイトニングを行う方法です。これは両方のいいとこ取りになるのでとても効果が出やすいです。

ただ、ホワイトニングには後戻りがあります。肌を日焼けしたあと時間が経つと元に戻るのと同じように少しずつ元に戻ります。0から100まで白くなったものが0に戻るわけではありませんが、60ぐらいまでは時間とともに戻ってきます。オフィスホワイトニングは1日で一気に白く出来ますが、後戻りがしやすいと言う短所があります。それに比べホームホワイトニングは2週間かけてじっくり白くしていくので後戻りもしにくいです。

ホワイトニングの注意点もあります。お薬の効果で一時的に歯がしみるようになることがあります。これは外国人に比べ日本人は歯が薄いので出やすい傾向があります。よってもともと知覚過敏などがある人、虫歯でしみるところがある人はホワイトニング前に治療をおすすめいたします。余談ですが、海外製のホワイトニングは薬が強く白くするのを売りにしているものもありますが、日本人の場合、知覚過敏がひどくなることがあります。

また、先で述べた着色や歯石はホワイトニングで落とすことが出来ません。汚れが多い人はホワイトニング前にクリーニング(歯石とり)をすることをおすすめします。

ホワイトニング直後は色を吸収しやすいのでそこも注意が必要です。ホワイトニングをした日に、カレー、赤ワイン、タバコなど濃い色のものは避けなければいけません。推奨は24〜48時間避けたほうが良いと言われています。つまりホームホワイトニングは2週間、気をつける必要があります。

ホワイトニングは芸能人のように真っ白になるわけではありません。はじめに述べたように長年の染み込んだ汚れを取って、生えたての永久歯に近づけて自然な白さにするものです。肌の日焼けで黒くなりやすい人、元に戻りやすい人がいるようにホワイトニングにも、効果が出やすい人、出にくい人がいますので、興味のある方は是非まず歯科医師に相談してみましょう。