ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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良くかめば歯並びも

2020年10月6日

こんにちは、ここなつ歯科です。

秋になり過ごしやすい季節になりましたね。秋は美味しい食べ物がいっぱい。美味しく食べるにはしっかりとした口腔内環境が必要です。しばらく歯科を受診していない方は、一度診てもらうことをおすすめします。

さて、今回は子供の歯並びについてです。

歯は馬蹄形に並んでいますよね。中心に舌がありその回りを頬や唇に覆われていて、その間に歯があります。食事をするとき歯で物を噛みますが、歯の上に食事を運んでいるのは舌であり、頬、唇が誘導しているのです。食事中に下を噛んだり頬を噛んだりしてしまうのは食事の邪魔をしているのではなく、一生懸命噛むための手助けをしているのです。

つまり良く噛むことで、歯は正しい位置に並んでくるのです。小さなお子さんが良く噛んで食べることは歯並びに大きく関係します。年齢が小さいからと言ってご飯を細かく刻んだり、柔らかくしたりして与えていませんか?その必要はありません。例えばカレーの具材、ジャガイモ、にんじんなど、わざと大きく切り、自分でかみ切って食べるぐらいがちょうどいいのです。ハンバーグやパン、お菓子など柔らかい物はたくさんありますので、最近のお子さんはかみ切る力も弱くなってきています。

また、食事中の飲み物はどうしていますか?食事中は飲み物が無くても食事は出来ます。水や麦茶があると、口に物が入っている状態で水を飲み、良く噛まずに飲み込んでしまいます。食事中の水分はお味噌汁やスープで十分です。飲み物は食後に出すのも大切です。

お子さんに「早く食べなさい」とせかしていませんか?そう言われると急いで食べようと良く噛まずに飲み込んでしまいます。しっかり噛んで食べるように見守りましょう。ただテレビをつけたままだと、テレビに夢中になり食べるのが遅くなります。食事の時はテレビを消して家族で会話をして楽しい食事の時間にしましょう。正しい姿勢でしっかり噛んで歯並びをよくしましょう。

そうは言っても、最近のお子さんは顎が小さく、歯が多きいのが現状です。歯並びが気になる場合はかかりつけの歯科に相談しましょう。