ブログ|流山市東初石・おおたかの森の歯医者|ここなつ歯科

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歯に物がはさまる

2021年2月1日

若い頃は気にならなかったのに最近食べ物が歯と歯の間にはさまるようになったという話を良く聞きます。なぜ、食べ物がはさまるようになってしまったのでしょうか?

歯にものがはさまる原因は加齢だけでなく、様々なことがあげられます。

歯周病

歯周病になると歯を支えている骨が溶けてなくなり、はぐきが下がります。すると、歯と歯との隙間ができてきて、その隙間が大きくなると、食べ物などが挟まるようになります。

噛み合わせの異常

噛み合わせがズレてしまい、力の加わりかたが均等にならず、だんだんと歯の位置が変わることにより、歯と歯の間に隙間が空いてしまいます。また、歯並びが悪く隣の歯に接する部分の隙間が空いてしまう事も原因です。

むし歯

むし歯により歯に穴があいたり、歯の表面がざらざらして食べ物がつまったり引っかかりやすくなってしまいます。

では、歯にものが挟まるとどんな、悪い影響があるのでしょうか。

食べ物が、挟まっている感覚はなんとも言えず嫌なものです。長い間放置されていると食べ物が腐敗し、嫌な匂いもしてきます。また、残された食べカスはむし歯や歯周病の原因になります。特に、歯周病に悪い影響を起こしやすく、歯茎の出血、膿みがでたり歯が揺れたり、良くない循環に陥ります。

では、ものが挟まる場合にはどのような治療があるのでしょうか。

【むし歯の治療】

むし歯の箇所を取り除き、金属やレジン(樹脂)で穴をつめます。大きなむし歯には被せ物の治療をして歯と歯の間の隙間をうめます。むし歯の治療後には同じ箇所がむし歯にならないように、適切なホームケアの方法を指導します。

【歯周病の治療】

歯周病は歯茎や顎の骨が歯周病菌に侵されて炎症が起こり、少しずつ顎の骨が溶けてなくなり、歯が抜けてしまう恐ろし病気です。まずは、ホームケアが適切に行えようにブラッシング指導(歯の磨き方指導)を行います。歯石を除去し、歯の表面をツルツルに磨きあげて歯の表面に汚れがつきにくい状態を作ります。

中等度〜重度の歯周病の方は麻酔をして痛みを感じない状態で歯石を除去したり、歯の根っこを綺麗にしていきます。

【噛み合わせが、歯並びの治療】

噛み合わせが悪かったり、歯ぎしり、くいしばりなどで歯が移動したりしてしまう人は、歯が移動しないように咬合調整(噛み合わせの調整)やマウスピースを作成します。

歯に食べ物が挟まる原因は人により様々です。

年齢のせいだと諦める前に専門家に相談下さい。早い段階での歯科治療の場合、多くの方が悩みを解消しています。あなたに合った歯科治療を提供致します。一度ご相談ください。